一昔前まで、アニメ動画ってどこか「自分とは関係ない世界」と思っていませんでしたか?声優になるのは狭きもん。アニメーターになるのも「私絵心ないし、なれてもお給料が」ってやりたいことを諦めていませんでしたか?
だったら、「ゆっくり動画」でSNSやYouTubeで発信してみませんか?
実は、今の仕事をしながらでもSNSやスマホを使える環境があれば
- 声優
- アニメーター
- 企画・制作
を全て一人で、できるようになるんです。つまり、あなた一人でも「ゆっくり動画」を作ることができます。
でも、動画編集ソフトって高いイメージが。
月額1500円もあれば、簡単なゆっくり動画は作れるよ!
えっ、そうなの!?
こんな動画を作ってみました。
実はこれ、9割型iphoneで作りました。この動画の場合は「音声ソフト」を使用しているので音声のみPCを使っています。でも「私、自分の声でやるわ」という方であればiphoneのみでこんな動画を作れちゃいます!
誰でもできる⁉︎ゆっくりアニメーション動画の正体。
口パクアニメの正体は「パラパラ漫画です。」。そう、学生時代、暇な授業の時によくノートの切れ端に描いていたあのぱらぱら漫画です。
少しずつ、イラストの表情やポーズを変えることで、まるでイラストのキャラクターが動いているかのように見れる漫画です。
今回の口パク動画も基本的には「パラパラ漫画」。動画編集アプリを使用しますが、作業自体は複数のイラストを組み合わせたアナクロな方法です。
必要な準備物
口パク動画を作るにはまずは、必要なものを揃えましょう。無料でも口パク動画を作るのは可能です。しかも、iphone1台でも作るのが可能です。
必要な準備物
- 3枚のイラスト
- 動画編集イラスト
- クラウド環境(icloud)の十分なストレージ
- Canva(無料枠だけでもOK)
- 音声(自分の声でも良ければ無料でOKです)
3枚の絵柄を用意しよう
まずは、口パク動画の大元となる3つのイラストを準備しましょう。同じイラストの違う表情を動画編集アプリで組み合わせることで、静止画から口パク動画にできます。
口パク動画に必要な3つのイラスト
- 目を開いていて口の開いているイラスト
- 目を開いていて口を閉じているイラスト
- 目も口も閉じているイラスト
「目も口も開いているイラスト」と「目は開いているが口は閉じているイラスト」の組み合わせがベースになります。
口を閉じてるが目は開いている画像
基本的にはこの二つのイラストを交互に表示させることで、まるで口が動いているような動画を作成します。あとは、音声を乗せれば簡単な口パクアニメの感情です。
でもこれだけだとなんか、物足りないな。
そんな時は、目を閉じている時のイラストがあるといいよ。
目を閉じているイラストも用意することで、イラストの「可愛らしさ」を表現できます。
画像(イラスト)の調達方法
画像の調達方法は大きく分けて3つあります。
- 自分で描く
- 画像生成AIに書いてもらう
- 「ココナラ」で依頼する
だから、私絵が下手なんだってば!
とは言っても「画像生成AI」の使い方分からないし…
だったら「ココナラ」でイラストを頼んでみては?
「ココナラ」でイラストを描いてもらうのが、一番手っ取り早いです。超人気の絵師さんだったら一万円以上する方もいらっしゃいますが、駆け出しの絵師さんなら3000円台でクオリティーの高いイラストを描いてくれます。
イラストの作成が終わったら、口コミを描いて取引終了になるのですが、この口コミ次第で今後もイラストの依頼が来るかどうかが変わってくるのです。つまり、全力でイラストを描いてくれます。
複雑なイラストだと単価が高くなる上に、出来上がりまで時間がかかります。
調達した画像を編集する。
動画にしやすくできるように画像に手を加えていきます。今回はCanvaを使用します。Canvaはイラストや画像を編集するツールです。
全くデザインをしたことのない人でも、直感的に使える便利なツールです。
今回使用する画像のサイズは512✖️512pxの正方形型の形を使用します。「Instagram」の正方形型を使用します。
Canvaの素敵なポイントは、PCだけでなくスマホでも使えることです。つまり、いつでもどこでも電波が届く限り使えるんです。
電車の待ち時間とか、デートでの待ち合わせの間とか…スキマ時間を活用できます。
魅力的なアニメーションSNSテンプレートを使って、あなただけのオリジナル投稿を作成。今すぐデザインを開始!
今回はCanvaのログイン方法とかは割愛します。
Canvaを開いて画像をアップロードする。
「iphone」なら「写真アプリ」にモデルとなる画像を保存しておくと編集しやすいです。アップロードをタップするとこんな画面が出ます。
「写真ライブラリ」をタップするとiphoneの画像アプリからCanvaにアップロードするイラストを選べます。
さらにモデルのイラストをタップすると、編集画面にイラストを貼り付けられます。それから、背景画像を選んで緑を選択。背景を緑にしておきます。
画像の背景を緑にしておくと、後で動画にするときに便利です。
こんな感じのイラストになります。その他の2枚も同じようにイラストを編集しておきます。
イラストを編集したら、今度はiphoneの写真アプリにダウンロードしておきます。
一番右上の上向き矢印をクリックしたら、こんな画面が出ます。ダウンロードをタップしてください。
ダウンロードしたい画像のページにレ点チェックを入れて「完了」をタップ。ダンロードが終了すると、画像アプリに保存されます。
動画アプリで動画編集する。
イラストの背景を緑に変えて、ダウンロードできたら「動画」を作れるように編集します。
動画編集の流れ
- 背景緑の口パク動画を作ってダウンロード
- 背景を作る。
- 背景と「口パク動画」を挿入する。
- 音声を載せる
- ダウンロード
いろんな動画編集アプリがありますが、今回はこちらを使用します。
イラスト画像から口パク動画を作る
この3つの画像を使って口パク動画を作ります。
編集画面に進みます。画像は同時に4枚まで重ねることができます。下に行けば行くほど、上に重なります。
一番後ろの背景は「緑のみ」の画像を挿入します。
次に口も目も開けたイラストを最初から最後まで挿入します。他の2枚のイラストをポイントで重ねます。
「目は開けてて、口は閉じている」イラストを「口も目も開けている」イラストの上に重ねます。重ねている間は下のイラストは隠れます。イラストの大きさも位置も変えられるので、ちょうど重なるように調整します。
「目は開けてて、口は閉じている」イラストの長さは0.1秒、それを0.2秒おきの間隔で挿入します。
すると、口がぱくぱくする動画が作れます。「▶️」をタップすると動画がどのように見られます。
これだけでも十分なのですが、どうせなら「人間らしい可愛い動き」を追加したくありませんか?
そう、「瞬き」です。瞬きを入れることで、可愛いイラストをさらに可愛く表現できます。
人間の通常の瞬きは「4〜6秒に1回」瞬きをするそうです。私の場合は、「4〜6秒に1回2連続」で目を閉じるイラストを入れます。目を閉じている画像の長さは「0.1秒」で、再び目を開いた更に0.1秒後に目を閉じている画像を入れます。
ここまでできたら、一回「声のない動画」としてiphoneの画像アプリにダウンロードしましょう。
背景を準備する。
動画をダンロードできたら、背景を準備しましょう。ここでもCanvaが便利です。
「素材」→「写真」で選べます。欲しい背景を検索欄で入力すると一覧が出てきます。欲し
い背景を貼り付けて枠の最大まで伸ばしたらダウンロードします。
先ほど編集してダウンロードした背景と口パク動画を別の「プロジェクト」で挿入する。
まずは、一番上の画像に背景を挿入します。
次に先ほど作成した口パク動画を入れて、適当な大きさで適当な配置にします。イラストの背景が緑なので、背景を消します。
動画編集アプリに「クロマキー」というツールがあるので選択。「!」が出てくるので、背景の緑に合わせると背景が消えます。
間のある部分は口を閉じているイラストを入れて調整します。
声を入れる
最後に声の挿入です。順番は、動画を挿入してから声を入れる、声を挿入してから声を吹き込む。どちらでもOKです。
今回は、口パクがメインなので音声を入れてから口パク動画を入れる方が調整しやすいです。
音声の入れ方
- 自分の声で入れる。
- 自分の声の音質を変える。
- 音声合成ソフトを使う。
ちなみに音声ソフトを使う場合、私は「coeiroinc」を使っています。下のリンクから公式ホームページにリンクできます。
音声をタップすると、音声を挿入できます。事前に収録した音声を挿入することもできますし、自分で声を吹き込むこともできます。「♪」が音声入力です。音声入力ができたら画像をダウンロードします。
動画の長さが足りない時は、更に「口パク動画」を挿入します。余った場合は、短くすることができるので「動画」の方を調整します。
アニメ声優さんのアテレコって、キャラクターの口の動きに合わせて音声を入れているイメージがありませんか?今回の動画編集の場合はその逆のイメージです。
まとめ
「口パク動画」は一番簡単なアニメ制作です。あなたのお気に入りのイラストを動かすことができるんです。しかも、声を乗せることも可能です。
- イラストを調達する。
- Canvaでイラストを調整する。
- PowerDirector(動画編集アプリ)でイラストと動画を編集する。
この3ステップだけです。
慣れてくると1時間で約1分程度の動画を作ることができるようになります。電車の待ち時間やデートでの待ち時間などのスキマ時間でチャレンジしてみませんか?